どうも。2022年7月現在でのおすすめテレビとサウンドバーのまとめてみました。
VOD(動画配信サービス)を使い始めてから、映画はほぼ自宅で鑑賞しています。結果、映画館のスクリーンで観る機会は激減……。寂しいけど、VODの利便性を体験してしまうとやむなし。“水は低きに流れ、人は易きに流れる”って言葉があるように、より便利な方より楽ちんな方を選んでしまうものですw
ただ、VODとはいえ映画好きなら自宅の視聴環境にはこだわりたいところ。そう、できれば自宅でも映画館かのような気分で、いや限りなく映画館に近い環境で大好きな映画を観たい!映画好きなら誰しもがそう願うはず!
というわけで、この記事では俺が映画を観るにあたって現在利用している視聴環境と、憧れの視聴環境についてまとめてみました。もちろん、個人の趣味嗜好にもとづいた内容なのでそこはご了承をー。
テレビ
テレビは、2012年頃に買った「パナソニックのプラズマテレビ」を使っています。
当時、すでに液晶テレビが攻勢でプラズマテレビは劣勢でした。プラズマは高くて暗いから安くて明るい液晶に押されてたのです。でも映画好きとしては色、とくに黒の沈みにコダワリたい。ゆえにプラズマ一択でした。
ほんとは「パイオニアのKURO」が欲しかったけど予算的に手が届かなかった……w
もちろん映画を観るときは部屋の電気を消して(できるだけ暗くして)深く沈む黒色を堪能しています。ただプラズマテレビはどうしても外光や照明が映りこむので、部屋をできるだけ暗くしないと画面に集中できないのがネック……。
なので昼間よりは夜間での観賞、配置は光が写り込まない位置、カーテンは遮光がおすすめ。とにかくプラズマは環境をそれ用に準備して整えてやらないとパネルの本領を発揮できないという、ちょっと手のかかる子ではあります。でも画質は最強。
そんなプラズマテレビを、もし今買い換えるとしたら……
Panasonic VIERA TH-55JZ2000

パナソニック ビエラ 有機ELテレビ「TH-55JZ2000」
2022年の今、選ぶならパナソニックの有機ELテレビ、2021年モデル VIERA「TH-55JZ2000」一択でしょう!
各社の有機ELテレビはどれもLGが製造・供給してるパネルを使っているので、画質は似たり寄ったりなのが実状。なのでそこまで画質にこだわりがなければ、好きなメーカーの有機ELテレビを買っても十分美しい画像を堪能できます。
がしかし!パナソニックのVIERA「TH-55JZ2000」は他とはちょっと違います。他社同様にLGパネルを使いながらも、自社で独自に設計した構造・素材をディスプレイに採用することで、圧倒的な明るさとコントラストを実現しています。
ゆえに、映画好きなら気になる「黒」の表現力も秀逸。パナソニックは同じ自発光デバイスのプラズマディスプレイで培った技術や、パイオニアKUROのノウハウを取り込むことで深い黒を実現しています。また、独自設計のカバー一体型放熱プレートで、放熱性能と輝度性能を高めた「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」で、コントラストがさらに向上しています。ここら辺は他社と比較して大きな差別化ポイントです。
さらに、イネーブルドスピーカーでより立体的なサウンドを実現。量販店の店員さんいわくスピーカーの音は他メーカーの有機ELと比べても一つ抜けているとのことでした。狭い部屋とはいえできるだけ臨場感が欲しいところ。もしサウンドバーを置くスペースがなければ、スピーカーが良いにこしたことはないなと。
そんな「TH-55JZ2000」ですが、家電量販店でも他メーカーの有機ELテレビと黒の深さを比べてみても違いは明らかでした。マニアックではあるけれど、映画好きなら画質&黒にこだわりたいところだし、映画視聴メインならなおさら譲れないところだなと思う次第です。
もちろん、予算と部屋の広さが許すなら、映画好きとしてはより広い画面。憧れの65インチモデル「「TH-65JZ2000」」を狙いたいところ。「迷ったら大きい画面を選べ」これがテレビ購入時の絶対的な格言だけど、さすがに価格が手強い……。

ちなみに、もう2022年モデルが発表&発売されてるので、今から狙うなら最新モデル「LZ2000シリーズ」もありです。新しいディスプレイが採用され画質がさらに向上してるのと、ラインアレイスピーカーを搭載したことで音響も向上してるんだとか。
がしかし!LZ2000シリーズはメーカー指定価格になるらしく、55インチでも40万前後になるみたい。うーん、ちょっと手が出づらいなー。55インチは7月下旬販売予定、65インチ77インチは8月上旬販売予定なので、どれくらいの価格帯で出てくるのか様子見ですねー。
有機ELと液晶テレビの比較
画質だけを追い求めれば有機ELテレビ一択ですが、とはいえ有機ELにも悩ましいところがあるし、液晶テレビにも優れたところがあります。
まずは価格。これはもう明らかですねー。有機ELは液晶テレビに比べると倍以上の価格になります。なので画質にこだわらないなら、コスパ重視で液晶テレビですね。型落ちなら55インチで10万前後で買えちゃいます。これはでかい。
次にパネルの寿命。液晶に比べてパネルの寿命が短く焼き付きリスクも高いです。一方、液晶は長寿命だし焼付きリスクもありません。とはいえ有機ELもスリープ機能など焼付き対策はされてるのでレアですけどね。
そして画面の反射。これが一番悩ましい。有機ELは「グレア」パネルなので昼間のリビングでは光が画面に反射して見づらくなりがちです。俺のプラズマテレビも反射しまくりです。一方、液晶は「ノングレア」なのでほぼ反射しません。
重要なのが利用シーンです。映画鑑賞メインで高画質を求めても、46時中映画だけを観るわけじゃない!という点です。一般的な家庭であれば昼間にテレビを見たり夕方から夜にかけては地上波がメインになるはず。そうなると日中の有機ELの映り込みはかなりのストレスに……。
有機ELの圧倒的な高画質も、その性能を引き出す環境がなければ意味がないということなんです。もちろんホームシアターばりに真っ暗な環境が用意できるなら問題ないけど、それができるならそもそも苦労はしないよとw
そういう意味では、液晶テレビという選択肢も十分ありえますよねと。昼間よくテレビを視聴する、外から自然光が入る明るい部屋、ということなら液晶テレビを選んだほうが満足感が高いと思います。
サウンドバー
今使っているサウンドバーは、ソニーのサウンドバー「HT-X8500」だ。
2019年春、愛用していたパイオニアのサウンドバー(HTP-SB550)が突然故障。サウンドバーが無い状態のテレビの音は貧弱すぎてとても耐えられない。ていうか音が聞こえない。すぐにサウンドバーを調べまくって、発売直後だったソニーのサウンドバーを購入した。
購入のポイントは、テレビの前に置けるすリプでコンパクトなバータイプであること。近所迷惑になるので重低音は優先度下げてウーハー無しであること。さらに、最新の音声フォーマット「ドルビーアトモス」「DTS:X(R)」などに対応してることだった。
HT-X8500は、フロントスピーカーだけで、3次元の立体音響を実現するサラウンドが売り。ただ賃貸なので音量をそこまで上げられず包み込まれるような臨場感は味わえてないけど低音は思ってたより響くし映画を観るには十分な迫力。これはいい買い物だった。
そんなお気に入りのソニーのサウンドバー「HT-X8500」だけど、もしサウンドバーを買い替えるなら……
パナソニックの「SC-HTB900-K」

今はこれといった商品がないんだよなー。バー単品となるとYAMAHAのYASシリーズが対抗だけど、HT-X8500と比べて優位性がないし、それなら低音重視でウーハーモデルに惹かれるけど、狭小住宅な今の部屋だと嫁OKが出ずどうにも難しい……。
もしウーハーがOKなら、パナソニックのVIERA「TH-55JZ2000」との相性も考慮しつつ、3.1chで構成された中高音と台詞の聞きやすさを重視して、パナソニックの「SC-HTB900-K」を選びたい。
Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)、DTS:X®/Virtual:X™を採用ってところも素敵だけど、テクニクスの設計思想を取り入れた「JENO Engine」に強烈に惹かれる。まあ賃貸だから音量小さめ縛りがあってそこまで体感できないと思うけどw
予算もなー、少々高めだけど有機ELテレビ購入と同時ならなんとかごまかせるのでは……。無理かw

デノンの「DHT-S517」
あと、気になってるのがデノンのサウンドバー「DHT-S517」です。
デノンの音の門番と言われる、サウンドマネージャー山内氏が手掛けたサウンドバーで、バーチャルサラウンドとかではなく素の音の良さと純度にこだわったモデルです。詳しくはAVWatchの記事を参照してもらえればと。音へのこだわり具合がわかりますw
うーん、このスピーカー欲しいなあ。山内サウンドみたいに”人”が前面に出てくるストーリー大好物なんだよなー。職人だわりのプロダクトとかたまらない。どうせ買うなら嫁に怒られるの覚悟でウーハー付きの「DHT-S517」がいいw

まとめ
というわけで、自宅の映画視聴環境についての「現実と理想」でしたw
近々、Blu-rayプレイヤーについても追記したいな。VOD最高とはいえ、超お気に入りの作品はやっぱり円盤、それも「Ultra HD Blu-ray」でコレクションしておきたい。Ultra HD Blu-rayで揃えても実際はほとんど観ないんだろうけど、ただたんに素敵な陳列棚にUltra HD Blu-rayを並べて悦にに入りたい……w