映画好きなら有機ELテレビこそが最強!(2023年4月版)

パナソニック 4K有機ELテレビ TH-55LZ2000

VOD(動画配信サービス)を使い始めてから、映画はほぼ自宅で鑑賞しています。結果、映画館のスクリーンで観る機会は激減…。寂しいけど、「水は低きに流れ、人は易きに流れる」って言葉があるように、より便利な方より楽ちんな方を選んでしまうものw

ただ、VODとはいえ映画好きなら自宅の視聴環境にはこだわりたいところです。そう、できれば自宅でも映画館かのような気分で、いや限りなく映画館に近い環境で大好きな映画を観たい!映画好きなら誰しもがそう願っているはず。

というわけで、俺が映画を観るにあたって現在利用している視聴環境についてまとめてみました。もちろん、個人の趣味嗜好にもとづいた内容なのでそこはご了承。映画好きなら共感かつ参考になると自負しています。

目次

テレビは「4K有機ELテレビ TH-55LZ2000」

テレビは、2012年頃に買った「パナソニックのプラズマテレビ 42インチ (TH-P42VT3)」を使っていましたが、2023年春ついに新しいテレビに買い換えました!

理由は、突如テレビが付かなくなったからです。電源入れても真っ暗でウンともスンとも言わなくなり。完全に故障。昨日の夜まで元気だったのに、朝になっていきなりの死亡。まさかの事態でした。もう10年超えだったからやむなしかなと。

で、急ぎ近所のビックカメラに飛び込んで、テレビを購入しました。

選んだテレビはもちろん、有機ELテレビです。狙ってたとおり「Panasonic VIERA」の一択で、グレードは最上位の「4K有機ELテレビ TH-55LZ2000」を選択しました。感無量…w

Panasonic VIERA の特徴

各社の有機ELテレビはどれもLGが製造・供給してるパネルを使っているので、画質は似たり寄ったりなのが実状。なのでそこまで画質にこだわりがなければ、好きなメーカーの有機ELテレビを買っても十分美しい画像を堪能できます。

がしかし!パナソニックのVIERAは、他とちょっと違います。他社同様にLGパネルを使いながらも、自社で独自に設計した構造・素材をディスプレイに採用することで、圧倒的な明るさとコントラストを実現しています。

ゆえに、映画好きなら気になる「黒」の表現力も秀逸。パナソニックは同じ自発光デバイスのプラズマディスプレイで培った技術や、パイオニアKUROのノウハウを取り込むことで深い黒を実現しています。

また、独自設計のカバー一体型放熱プレートで、放熱性能と輝度性能を高めた「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」で、コントラストがさらに向上しています。ここら辺は他社と比較して大きな差別化ポイントです。

さらに、今回のモデルでは音響も向上しています。画面下にスピーカーを配置したデザインになり、スピーカーを上向き、横向きに配置し、正面にはラインアレイスピーカーを搭載しています。この、360立体音響サウンドシステム+により、最高峰のサウンド体験を実現しています。

量販店の店員さんいわく、「もともとスピーカーの音は他メーカーの有機ELと比べても一つ抜けていたけど、このモデルはまた一段上です」とのことでした。狭い部屋とはいえできるだけ臨場感が欲しいし、サウンドバー不要になるかもしれないという期待値も上昇しまくりです。

そんな「TH-55LZ2000」ですが、家電量販店でも他メーカーの有機ELテレビと黒の深さを比べてみてもやっぱり違いは明らかでした。マニアックではあるけれど、映画好きなら画質&黒にこだわりたいところだし、映画視聴メインならなおさら譲れないところだなと思う次第です。

もちろん、映画を観るときは部屋の電気を消して(できるだけ暗くして)深く沈む黒色を堪能すべしです。

55インチなのか65インチなのか

今回めちゃくちゃ悩んだのがサイズでした。55インチなのかそれとも65インチなのか。現行の42インチからのサイズアップなら55インチでも十分だけど、部屋に置けるなら一気に65インチもなくはないのかもしれない、と。

映画好きとしてはより広い画面。憧れの65インチモデル「TH-65LZ2000」を狙いたいところだし、「迷ったら大きい画面を選べ」がテレビ購入時の格言ではあるけれど、予算がぜんぜん違う…。

結果、55インチを選択したわけだけど、購入直前まで悩んだのは事実。最終的に65インチを諦めた理由は以下の3つ。

  1. 視聴距離3メートルは確保できない
  2. 電源OFF時に部屋の壁が真っ黒になってしまう
  3. 地デジの映像がぼやけてしまう

よく4Kテレビは、55インチで視聴距離1m、65インチで視聴距離1.2mだと説明されてるけど、ひたすら4K映像を見るならアリかもだけど、メインで長時間見るのは地上波の番組だったりするよなと。高解像度の映像を近距離で視聴することで臨場感は得られるだろうけど、そもそも目に優しくないのは間違いないわけで。

あとは65インチは結構なサイズ感なので、電源が切れた状態だと真っ暗な板が鎮座することになることも気になりだった。我が家のリビングは長方形なので短辺の壁一面が真っ黒になるのは、部屋が狭く感じられてしまうので、避けねばと。まあ色の問題もあったけど、体感として圧迫感が気になったのが大きかったです。

映像にこだわって選んだ有機ELではあるけど、それは映画視聴時に発揮されるパフォーマンスです。4K映像で撮影されていない地デジ映像は画面が大きくなればなるほどぼやけてにじんでしまうのが必定。家族は長時間地上波の映像を見るわけなので、そこの画質が落ちるのは避けたいよねと。バランスが大事。

とまあ、そんな理由で65インチは断念しました。もちろん、料金が高すぎる。コスパが悪すぎる。というのが大前提ではあったんですが。いつか広いリビングの家に引っ越したら、そのときこそ65インチかなー。

有機ELと液晶テレビの比較

画質だけを追い求めれば有機ELテレビ一択ですが、とはいえ有機ELにも悩ましいところがあるし、液晶テレビにも優れたところがあります。

まずは価格。これはもう明らかですねー。有機ELは液晶テレビに比べると倍以上の価格になります。なので画質にこだわらないなら、コスパ重視で液晶テレビですね。型落ちなら55インチで10万前後で買えちゃいます。これはでかい。

次にパネルの寿命。液晶に比べてパネルの寿命が短く焼き付きリスクも高いです。一方、液晶は長寿命だし焼付きリスクもありません。とはいえ有機ELもスリープ機能など焼付き対策はされてるのでレアですけどね。

そして画面の反射。これが一番悩ましい。有機ELは「グレア」パネルなので昼間のリビングでは光が画面に反射して見づらくなりがちです。俺のプラズマテレビも反射しまくりです。一方、液晶は「ノングレア」なのでほぼ反射しません。

重要なのが利用シーンです。映画鑑賞メインで高画質を求めても、46時中映画だけを観るわけじゃない!という点です。一般的な家庭であれば昼間にテレビを見たり夕方から夜にかけては地上波がメインになるはず。そうなると日中の有機ELの映り込みはかなりのストレスに……。

有機ELの圧倒的な高画質も、その性能を引き出す環境がなければ意味がないということなんです。もちろんホームシアターばりに真っ暗な環境が用意できるなら問題ないけど、それができるならそもそも苦労はしないよとw

そういう意味では、液晶テレビという選択肢も十分ありえますよねと。昼間よくテレビを視聴する、外から自然光が入る明るい部屋、ということなら液晶テレビを選んだほうが満足感が高いと思います。

サウンドバーは「ソニーのサウンドバー HT-X8500」

使っているサウンドバーは、ソニーのサウンドバー「HT-X8500」です。購入のポイントは、テレビの前に置けるすリプでコンパクトなバータイプであること。近所迷惑になるので重低音は優先度下げてウーハー無しであること。さらに、最新の音声フォーマット「ドルビーアトモス」「DTS:X(R)」などに対応してることでした。

HT-X8500は、フロントスピーカーだけで、3次元の立体音響を実現するサラウンドが売りです。ただ賃貸なので音量をそこまで上げられず包み込まれるような臨場感は味わえてないけど、低音は思ってたより響くし映画を観るには十分な迫力。これはいい買い物だったなと。

がしかし、「4K有機ELテレビ TH-55LZ2000」を手に入れた今、じつは使っていません…。

想像以上に、テレビのスピーカーの性能がよくて、狭小住宅の狭いリビングならこれで必要十分だなと判断しました。もちろん、まだ買ってから時間が経ってないので様子見ではあるけれど、なかなかのパフォーマンスだなーと。

地上波はもちろん、映画鑑賞でもそれなりに低音出てて問題なし。もちろん、低音はHT-X8500のほうが強く出るけど、テレビのスピーカーと比べてそこまで劇的な差がないなと。そもそもそこまで低音出せない環境なのもあり。

こうなると、サウンドバーを無くしたほうが、テレビの前がすっきりしてシンプルになる。もっとも、テレビの前にHT-X8500を置くと、テレビのスピーカー部分と被ってしまうのも気になったんだけど。

というわけで、現時点ではサウンドバーなしです。

パナソニックの「SC-HTB900-K」

パナソニック「SC-HTB900-K」

とはいえ、あえて今、サウンドバーを買い換えるならなにを選ぶかというと。バー単品となるとYAMAHAのYASシリーズが対抗だけど、HT-X8500と比べて優位性がないし、それなら低音重視でウーハーモデルに惹かれるけど、狭小住宅な今の部屋だと嫁OKが出ずどうにも難しい……。

もしウーハーがOKなら、パナソニックのVIERAとの相性も考慮しつつ、3.1chで構成された中高音と台詞の聞きやすさを重視して、パナソニックの「SC-HTB900-K」を選びたい。


Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)、DTS:X®/Virtual:X™を採用ってところも素敵だけど、テクニクスの設計思想を取り入れた「JENO Engine」に強烈に惹かれる。まあ賃貸だから音量小さめ縛りがあってそこまで体感できないと思うけれど。

予算もなー、少々高めだけど有機ELテレビ購入と同時ならなんとかごまかせるのでは…。無理かw

デノンの「DHT-S517」

あと、気になってるのがデノンのサウンドバー「DHT-S517」です。

デノンの音の門番と言われる、サウンドマネージャー山内氏が手掛けたサウンドバーで、バーチャルサラウンドとかではなく素の音の良さと純度にこだわったモデルです。詳しくはAVWatchの記事を参照してもらえればと。音へのこだわり具合がわかります。

うーん、このスピーカー欲しいなあ。山内サウンドみたいに”人”が前面に出てくるストーリー大好物なんだよなー。職人だわりのプロダクトとかたまらない。どうせ買うなら嫁に怒られるの覚悟でウーハー付きの「DHT-S517」がいい。

まとめ

というわけで、自宅の映画視聴環境についてのまとめでした。参考になればー。

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