まさかの映画館でドキュメンタリーを観ることになるとは。映画好きの仲間で不定期開催している映画部で今回の幹事が選んだ作品。新宿の武蔵野館は初めてだったしミニシアターも久々で新鮮ではあった。ブルキナファソ、バングラデシュ、ロシア連邦サハ共和国を舞台に先生となる女性たちが自分の家庭や子供を犠牲にしてまで他人に教育を届けようとする姿には感動を通り越して尊敬しかない。ただスクリーンじゃなくてもよかったなw
ここからネタバレあり!
バングラデシュの少女ヤスミンが無事、中学に進学できたのは喜ばしかった。このまま高校に進学してちゃんと自立できるといいな。ブルキナファソの生徒は言語も多様で言葉が通じないなかで授業するとか無理ゲーすぎてビックリした。サハ共和国の件は地味すぎて眠気との戦いだった…。
フランスのドキュメンタリーだけど、なんでこれが日本で劇場公開されたんだろう。ありがちな話だしそんなにインパクトもないよなー。NHKのBSとかで放送されるのでもいい気がする。
ブルキナファソの先生の報酬ってどれくらいなんだろう?過酷な地域に転勤で数年いくわけで、それなりの金額がないと子供を置いて行けないよなと思ったり。そのあたりのリアルをもっと掘り下げてほしかった。
それはそれとして、個人での活動だとどうやっても限界あるよな。意味が無いとは言わないけど、やっぱり国が行政が動かないと焼け石に水な気がする。教育は国家百年の計であるって言葉を思い出した。
世界のはしっこ、ちいさな教室(2021)
監督:エミリー・テロン