庵野凄え!“現実対虚構”ってコピーそのまんまのリアルな内容で予想をはるかに超える傑作だ。第2形態のビジュアル&巨神兵かよって熱戦攻撃とかほんとニヤニヤする。なにより緊急事態なのに決まらない動けない日本の安全保障の現実があらわになるのが泣けるし震える。「総理、ご決断を」の重さよ……。
長谷川博己と竹野内豊はシュッとしすぎててこんな官僚いないだろってくらいの映えっぷり。防衛大臣役の余貴美子は相変わらずの存在感で感服しかないよ。米国特使だかの石原さとみは頑張ってんだけど、役柄的にハーフの役者とかのがハマったかもなー。
明朝体のテロップや音楽とか、いろいろと『エヴァンゲリオン』風味が随所に感じられて、やっぱり庵野秀明監督ですねという感じ。進撃の劇場版とキャストもカブり気味だから、エヴァ好き&進撃好きならそういう楽しみ方もありそうw
ラスト、東京駅での対決シーンで、ゴジラの熱戦が周りのビルをことごとくぶっ壊すんだけど、ちょうど前職で働いてたビルだけがなぜか破壊をまぬがれるという悲劇!まっ先にぶっ壊してほしかった!w