ラッセル・クロウが悪魔祓いと聞いて当然その肉体と拳で祓ってくれると期待してたのにちゃんと祈って祓ってたw。それはそれとして、意外や正統派のエクソシストもので脚本も映像もよかった。テンポもいいしラストの怒涛の展開とか最高だったなー。トーマス神父とのバディ感もいいね。いつもの首だったり天井だったりもバッチリ。修道院が舞台なのも雰囲気マシマシ。ホラー苦手でもいけるし、エクソシスト好きなら抑えておきたい。
ここからネタバレあり!
エクソシスト好きとしてはほんと面白いし満足していて、特に最後のバトルの盛り上がりが良かった。悪魔の名前が判明してからのアモルト神父への乗り移りとかまさかだったな。あと、鉄の処女(Iron Maiden)がチラチラ画面に入ってくるから、これ何時使うのか誰に使うのかドキドキしてたら、まさかの中からトーマス神父の相手の女が血まみれで登場とか最高に度肝抜かれたw
ソーシャルメディアで話題になってるらしい、アモルト神父を演じるラッセル・クロウが乗ってる白に赤のスクーターと赤い靴下。靴下はさておき、あのスクーターはベスパかなあ?でもなんか違うなあ?と思って見てたけど、後で調べてみたらイタリアの「ランブレッタ」てメーカーのものらしい。フェーリのシールが笑えるw
この映画、プロデューサーのジェフ・カッツて人が日本のSNSでやたら交流してるのがまた笑えるw。かなりの日本通みたい(ていうかプロレス好きなのか)で、日本語で投稿して交流してるのがすごいよなー。おかげでソーシャルからの盛り上がりにも一役買ってるぽい。新しいなあ。
ちなみに、悪魔祓いに巻き込まれる家族のお母さん役の女優さんがやたら映えるなあと思ったら、ホラー作品に多く出演してるアレックス・エッソーっていう女優さんだった。ホラー女優なのか。どうりで表情とか迫真の演技だったわ。
悪魔祓い系の映画って、日本人だとどうしても宗教的価値観が異なるから、悪魔の存在やエクソシストにリアリティを感じずそこまで怖くならないんだよなー。なので、ホラー苦手な人でもぜんぜん見れるからぜひ挑戦してほしい。面白い作品だから。
ヴァチカンのエクソシスト(2023)
監督:ジュリアス・エイヴァリー
出演:ラッセル・クロウ, ダニエル・ゾバット, アレックス・エッソー, フランコ・ネロ