
日本語吹き替え版の声優陣が豪華だと聞いて二度目の鑑賞。やっぱり面白い!確かに日本語だとわかりやすいし、物語の大枠や細部の解像度が上がるのは間違いない。ただ、総合的には字幕版だなー。どうしても印象が変わるし、悪い意味で綺麗になってしまう。「硬直」も字幕で出さないと魅力が発揮されないだろw。とはいえ、二回目に吹き替えはありだな。それは確か。先日、香港電影金像獎も受賞したし、もっと評価されるべき作品だよ。
ここからネタバレあり!
吹き替えになって理解が深まったのが、主人公のチャン・ロッグワンが殺し屋チャン・ジムの息子であることをロンギュンフォンが気づいていく過程だな。前回は「いつ気づいたの?」って印象だったけど、今回は気づきから確信へと変わっていく過程がちゃんと描かれていたことが分かった。
あと、映画部で鑑賞したんだけど、初見だった友人はラスボスの「硬直」に気づかず、あの強さが理解しきれなかったらしい。どうやら「硬直」という言葉がうまく聞き取れなかったとか。やっぱり「硬直」はあえて字幕で出すべきだったな。あそこが伝わらないと作品の魅力が半減するよなー。
ちなみに、ポスターはこの香港版のが圧倒的にカッコいい。なんで日本語版はあんな極彩色ネオンなんだ…。いつの時代の香港映画のイメージなんだよ。センスねー。
トワイライト・ウォリアーズ(2024)
監督:ソイ・チェン
出演:ルイス・クー, サモ・ハン, リッチー・レン, レイモンド・ラム, フィリップ・ン, テレンス・ラウ