アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

3D映像がとにかく凄かった!モーションキャプチャーで演じられたナヴィはリアルそのものだし、CGでは難しいと言われる水の表現は鮮明かつ滑らかでため息もの。前作『アバター』から13年で技術はここまで進化するのかー。ただ物語はいたって凡庸。前作と大筋同じでご都合主義かつ読めちゃう展開が惜しい。まあ革新的な映像体験こそが重要な作品なのはわかるけどさ。でも3時間30分は長すぎる。次作はもう少し短くしてください。

ここからネタバレあり!!!

映像美をさておくと突っ込みどころは数多あるわけで。なにより終始頭から離れなかったのが「なぜジェイク一家は海へ逃げたのか?とっとと森へ帰れよ!」ってこと。前作あれだけ死守した森をあっさり飛び出して海に逃げるとか必然性が皆無でびっくり。結果的に逃げるんじゃなかったとかおいおいと…。

スカイピープルの狙いはジェイクとその家族だからって、リーダーとその家族が森から離れたら手薄な森が攻められて全滅しちゃうだろ!?と思ってたら、スカイピープルは森を攻めずにジェイク狙いにご執心。あれほど欲しがってた鉱物資源はどうしたんだよ?千載一遇のチャンスなのに。

まあ、その辺はキャメロン監督がどうしても海を舞台にしたかった、水をCGしたかったからと目をつぶるとして…。ちょっと家族が怪我したからと森から救急部隊呼んでそれがスカイピープルに察知されてドタバタ~とかベタすぎて残念。子供たちがわがままで勝手に行動するのもテンプレすぎる。

海での生活に馴染もうとする件もちょっと長いしなー。もっとシンプルに海を舞台にスカイピープルを迎え撃つぞ!に振り切ればよかったのに。クジラもどきとの件とか冗長だし捕鯨反対メッセージとかどうでもいいわ。余談だけどクジラの一部だけ取ってあとは捨てるとかそれアメリカの捕鯨だからな。命を無駄にせず余さず使うのが日本の捕鯨なのだ。

終盤の艦船でのバトルも迫力あるけどどうにも既視感だらけ。これ『タイタニック』ですか?いや『ポセイドン・アドベンチャー』だろ!なシーンの連続。一番気に入らないのが、弓の矢が戦闘機のコクピットのシールドをぶち抜くこと。さすがにないわー。鏃はダイヤですか?だとしても科学でどうにか対策するだろうよ。

とまあ突っ込みが止まらないわけだけど…『ターミネーター2』や『エイリアン2』のように、続編が得意なジェームズ・キャメロン監督とはいえ、今回はちょっと苦しかったかなー。今後もパート3、4、5が予定されてるらしいけど、映像の進化に物語が置いてかれないように、なんとか巻き返してほしいところだ。

そうそう、クオリッチ大佐が元気に再登場したのは嬉しかった。アバターとして復活ということは死んでもまた復活できると思うと安心感が半端ない。今作では息子が絡んでちょっと甘さが出てたので、次作以降では前作のごとき根っからの軍人魂を取り戻すことを願ってやまない。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022)
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン, ゾーイ・サルダナ, シガニー・ウィーバー, スティーブン・ラング

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この記事を書いた人

東京在住映画好きアラフィフ男子。最近はもっぱらVODでの鑑賞がメイン。でもやっぱりスクリーンで観たい。息子を映画好きにする計画実践中!

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