やっぱりジャッキーはコミカルな作風でこそ輝くな。鷹爪塾と蛇形塾の争いでジャッキーが師匠から蛇拳を教わるべく修行に励むシーンは待ってましたの面白さ。ただこの作品の白眉は桃白白のごときビジュアルの鷹爪塾のボスだ。敵役らしく圧倒的な強さでとにかく足技が凄まじい&美しい。演じるウォン・チェンリーはテコンドーの達人で、最後の闘いでの蹴り技とか空中三段蹴りとかほんとすごい。そりゃジャッキーもマジで前歯折られるわw
息子は、「蛇拳面白かった!猫ってw!でもやっぱり酔拳が一番かな」という感想。
以下、ネタバレあり!!
最後、ジャッキーは蛇と猫の闘いからヒントをえた「猫爪拳」でラスボスを倒すんだけど、それって結局は爪がないと駄目だったってことだから、つまり蛇形拳は鷹爪拳には勝てなかったんだなって思うとちょっと寂しい。もはやタイトルを『猫拳(ニャ拳)』にしてはと思ったり。ネタバレだけどw
同じシリーズの『酔拳』と比べると荒削りだけど、『酔拳』は『蛇拳』のキャスト&スタッフそのままで撮影していて、ジャッキーはもちろん師匠役のユエン・シャオティエン、敵役のウォン・チェンリーもそのままの役で続投していて、この2人の存在があってこその『酔拳』だといっても過言ではないね。
なんと、監督のユエン・ウーピンは、ユエン・シャオティエンの息子だったのか。
VODだと音声が英語なのが残念。Blu-rayならと思ったら中国語のみで日本語吹き替えないのかー。
ー スネーキーモンキー 蛇拳(1978)
Amazon: Prime Videoで観る >
Amazon: Blu-rayで観る >