ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

ナイブズ・アウト

富豪作家の突然の死と莫大な遺産を巡る王道ミステリー。祖父を殺したのは誰だ?その動機は?遺産は?といったありがち古典的ミステリーかと思いきや、中盤からの斜め上な展開と「そうきたか!」な結末は素晴らしいの一言。ライアン・ジョンソン監督のオリジナル脚本たるやだ。キャストもとかく豪華だけど特に看護師のマルタ役のアナ・デ・アルマスが効いてるね。素朴な役なのに漏れ出す美貌と眼力。ラストのマグカップも最高。

 

ここからネタバレあり!!!

 

ミステリーは事前情報なしで観てなんぼだからもう語らない。でも、ライアン・ジョンソン監督が「アガサ・クリスティーへのオマージュ」と語ってるように、事件の舞台となる館での群像劇がメインだったり、シリアスになりすぎずどこかコミカルだったりするところは、米国映画でありながら英国っぽいし、なんならポワロっぽい。

もうひとつの見どころが豪華キャスト。007のボンド役から飄々とした名探偵役を演じるダニエル・クレイグに、アナ・デ・アルマス、クリス・エバンス、ジェイミー・リー・カーティス、ドン・ジョンソン、クリストファー・プラマーなどなど、名だたる俳優ばかりでもうきりがない。ゆえに誰が犯人かわからない効果ありまくり。

いろいろオマージュだらけの作品らしいけど、一番笑ったのが大量のナイフや短剣が刺さった椅子。これ完全に「ゲーム・オブ・スローンズ』の「鉄の玉座」のオマージュというかパクリそのものものだろw。最後にこの玉座に座るのは誰だ!的なノリなんだろうか。笑えるw

ただ、遺産を引き継いだアナ・デ・アルマス演じるマルタが南米からの移民で家族から疎まれ追い出されるって背景に、現実のアメリカが抱える移民排斥の動きを絡めてて最高なんて話はクソだなと。現実としてアメリカは移民問題を抱えてるけど、トランプ大統領が取り締まろうとしてるのはあくまで”不法”移民だってことは、リベラルなかいわいでは理解されないんだろうな。やれやれだ。

観賞した数日前にクラストファー・プラマーが亡くなっていた。びっくりした。黙祷。

ー ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密(2019)
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