21グラムは魂の重さ。そんなタイトルから既に重たそう~な雰囲気が漂う。そうしてやはり臓器提供の話だけに、ひたすら重た~い話が続く。でも重い話なりに色々と考えせられて見応えありまくりだ。ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ。この3人の演技のぶつかり合いが凄まじい。
ペンやデルトロはもちろんだけど、ナオミ・ワッツは演技力あるよな〜。やっぱ演技は目だよ目!
でもちょっと時間軸いじり過ぎかな。最後まで観ればなんとなく理解できるけど、ここまで過去現在未来を行ったり来たりされるとわかりづらい。それと手持ちカメラでの撮影もほどほどにしてほしいなー。どうしても酔ってしまう。
それにしても、シャルロット・ゲンズブールが出てきたのには驚かされた。さらに、ナオミ・ワッツって37歳なのか。デビッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』で陽の目を見た遅咲き女優。地味で幸薄そうな顔してるけど頑張って欲しい。
21グラム(2003)
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ショーン・ペン, ナオミ・ワッツ, ベニチオ・デル・トロ