噂に違わぬ名作。歌って踊るだけじゃないテーマ性ありのボリウッド映画。コメディなんだけどミステリー要素もあって最後まで飽きさせない。学生時代と10年後が同時進行する構成も上手いな。ランチョーいい奴だよ。好きなことをする。夢を追う。成績や学歴だけじゃない教育のありかたに気づきありだ。
もちろん、本筋は青春コメディなので気負わず気軽に観られる。なんなら、けっこうドリフっぽい動きや効果音があって笑えるしw。インド映画はエンタメ要素てんこ盛りなうえに、エロいシーンはない(そういうシーンは歌や踊りで表現される)から、家族や子供と安心して観られるのもいいね。次は子供らにも観せねば。
3バカトリオの中でもランチョーがほんと魅力的なんだよなー。他の学生達とは違う価値観と行動力がなんとも微笑ましく羨ましい。3バカと言われながらも、ランチョーは天才的に頭が良くてそれでいてユーモアがあって人情味にあふれた優しい男という完璧超人のようなキャラクター。まあ、国内No.1の工科大学だから天才もいるよな。
そんなランチョーを演じるアーミル・カーンは当時44歳。どうしても出演したかったから、水飲みまくって肌艶上げながら撮影に望んだんだとかw。インドではミスター・パーフェクトと言われるほどの名優で、出演作は歴代興行収入記録を塗り替えまくりらしい。
しかし、インドの学歴競争社会も凄まじいよなー。実際シリコンバレーはインド人エンジニアで溢れてるし、GoogleもMicrosoftもCEOはインド系だもんな。そりゃエンジニアになれって親が言うのも分からいではないw
これはもうBlu-ray買うね。間違いない。ほんと『バーフバリ』といい、インド映画最高だな!
きっと、うまくいく(2009)
監督 ラージクマール・ヒラーニ
出演 アーミル・カーン, R・マドハヴァン, シャルマン・ジョーシー, カリーナ・カプール