25年続いた壮大な物語が終わった。思い起こせば初めてエヴァをTVで見たのは大学生の頃で、当時バイトしてたツタヤでやたら回転する新作アニメが「新世紀エヴァンゲリオン」だった。嘘みたいな投げっぱなしラストは衝撃だったし、その後の旧劇場版「Air」も消化不良だったのもいい思い出だ。そして、新劇場版「序」「破」「Q」からの完結編たる本作はどうにかこうにか終わらせた感満載。いわば「エヴァの不時着」って感じかなw
ここから壮大にネタバレあり!!!
今回、なにが一番気にいらないって、なんで最後が「マリエンド」なんだってことだよ!なんで「アスカエンド」じゃないんだよ!「破」でいきなり出てきたマリがシンジと結ばれてるエンディングなんて観たくなかった。マリって誰だよ何者だよ。おっぱい大きいメガネっ娘ってだけだろ。ここは、TVシリーズ&旧劇場版から積み上げてきたいろいろを考えたらアスカだろ!アスカ一択だろ!なんでアスカがケンスケなんだよ。もう滅茶苦茶だろ……。
シンジは庵野でマリは嫁さんの安野モヨコだからとかく、マリ=安野モヨコ説とか考察とかどーでもいいんだよ!いや、エヴァシリーズは庵野監督の私小説であり自伝的物語だからって話には一定の理解はするよ。するけど作品として最後の最後でそっち行ったら駄目だろ!エヴァンゲリオン新劇場版の完結編となる本作はもはや「エヴァンゲリオンという永きにわたった物語を最期まで看取ることができたことが一番の収穫です。」みたいな感情しか残ってないわ。
アスカエンド、夢にみそうだw
シン・エヴァンゲリオン劇場版(2021)
監督 庵野秀明
出演 緒方恵美, 林原めぐみ, 宮村優子, 坂本真綾, 三石琴乃, 山口由里子, 立木文彦, 山寺宏一