三度も寝落ちしてやっとのことで鑑賞。なんでこれがアカデミー賞なんだ?多様性マシマシのぶっ飛んだ脚本でまさに混沌。正直面白くないし笑えないし残るものもなかった。かと思えば絶賛してる人もいたりして驚かされる。だからといってもう一回観ようとも思わないんだよなー。またこれを面白いと思えないとおかしいみたいな空気もうざい。でもこれ誰がなんと言おうと超マニア向けの作品でしょ。アカデミーもいろいろ限界だよな…。
ここからネタバレ!
つまるところ、家族の絆の物語で夫婦喧嘩と親子喧嘩のお話なんだよな。そこに今のアメリカが好むような多様性、同性愛、断絶みたいなのをぜんぶ放り込んで流行りのメタバースでカンフーアクションしてみたってノリの作品。
で、これが『スイス・アーミー・マン』のダニエルズ監督なもんだからしっかり下品ですよと。なんでアナルプラグなトロフィーを尻に刺したままカンフーせにゃならんのよw
とはいえミシェル・ヨーとキー・ホイ・クァンは確かに熱演だった。こんな奇想天外かつ破茶滅茶なキャラクターをよく演じきったよと思う。ほんとお疲れさまでしたって感じかな。主演女優、助演男優も慰労の意味もあったのかも?w
真面目な話をすると、もう少し時系列を整理してくれたら見やすかった(寝落ちしなかった)気がするなー。ただでさえミシェル・ヨー演じるエブリンがいろんなキャラクターを演じるから、今どのバースのどのキャラなのか迷子になりまくりだった。
繰り返すけどなんでこれがアカデミー賞を7部門も獲得したんだろうか…。それもSF映画として初の作品賞とかわけわからん。むしろ、これに作品賞あげるくらいなら『トップガン』にあげろよ。コロナ禍のハリウッドを救った大ヒット作品だろ。なんで視覚効果賞だけなんだよ。ほんとハリウッドわかってないよなー。
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022)
監督:ダニエル・クワン, ダニエル・シャイナート
出演:ミシェル・ヨー, ステファニー・スー, キー・ホイ・クァン, ジェイミー・リー・カーティス