酷評されてるほど悪くない。ていうか好み。確かに物語は単調だし親子の動機も意味不明でオチもいまいちだったけど、シアーシャ・ローナンは魅力的だしロードムービーぽいスタイリッシュな映像と音楽は雰囲気ありまくり。だからこそ親子の過去とか背景とかもっと描かれてたらとかいろいろ惜しい……。
繰り返すけどほんと惜しいなぁ。もうちょっと脚本がしっかりしてたら、続編が製作されるくらいの作品になった気がするのに。少なくともあと30分、いや20分でいいから尺を伸ばして物語に深みを与えられていればと。ジョー・ライト監督、ちょっと狙いすぎたか?
劇中にかかる曲、好きな音だなーと思ってたら、ケミカル・ブラザーズだった!なるほどw
以下、ちょっとネタバレあり!!
そもそも元CIAの父親もかなり強くて1人で復讐できそうなもんだけど、むしろDNA最強&戦闘教育を叩き込んだ娘と2人でタッグ組もうよ。なんで別行動して合流?計画の意図が分かりづらいよ。てかそもそもの動機が……。
ハンナの行動もちょいちょいおかしいんだよなぁ。冒頭、電灯やテレビにビビるくらい近代文明から遠い存在だったのに、終盤いきなりパソコンを使いこなすってあまりに唐突すぎるw。途中、青春&恋愛モードに入ったりするし、それ今必要?と。
……とまあ、いろいろ惜しいところ突っ込みどころはあるけど、好みな作品なのは間違いないw