ゾンビ映画の元祖であり帝王、ジョージ・A・ロメロ監督の最新作。今回は知能をもったゾンビが登場するのも斬新だし、貧富の格差を盛り込んだ設定も美味しい。富める人間達が暮らす高層ビルにゾンビが攻め込むさまは、昨今の格差社会もあいまって気分爽快。でも、ゾンビのリーダーがちと頭良すぎかなw
残酷描写もロメロ監督の美学炸裂で趣深い。ちぎれた指をマクドのポテトのごとく食ったり、上あごを掴んで一気に顔の皮を剥いだり、腕を指先からスルメイカのごとく引き裂いたり、上半身と下半身が千切れて内臓ドシャーッだったり、車にかきつくゾンビの指の爪がボロボロと剥けたり。随所に“ワビサビ”が感じられる。
ただ、ゾンビのリーダーが知能つけて武器もって最後なんて大御所デニス・ホッパーを。……ってオイオイそれはやり過ぎだろっ!と思ったりもしたけれど。まあそれも良かろう。ロメロだしw
ー ランド・オブ・ザ・デッド
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