VRゲームの近未来を描いたスピルバーグらしい楽しさに満ちた作品。物語はご都合主義的ではあるけど「楽しけりゃいいんだよ!」こそが正義だ。アバターとして映画などの有名人気キャラがこれでもかと登場しまくる。BTTFのデロリアン!AKIRAの金田バイク!メカゴジラ!ガンダム!チャッキー!ああもうニヤニヤが止まらない。とりあえずスピルバーグの『シャイニング』愛が炸裂してるから事前に抑えてからの観賞がおすすめ。
ここからネタバレあり!!!
スピルバーグはキューブリック監督が好きだからか『シャイニング』のホテルや化物の再現レベルがやたら高い。続編の『ドクター・スリープ』を超えてる気すらするよ。そもそも原作からあえて『シャイニング』に舞台を改変してこだわってるくらいだしな。バスタブの老婆ゾンビが巨大化するとか遊びすぎだろw
主人公のアバターはFFだろうけどヒョロくて頼りない。もう少しかっこよくならんかったのか。ヒロインのアバターにいたっては不細工すぎて萎える。アバターなんだから自分とはまったく違う姿かたちを選ぶと思うけどな。海外の美的感覚はようわからんなー。
「俺はガンダムでいく!」のガンダムだけど、なんで3分の活動制限が?と思ったら原作ではウルトラマンだったのか。円谷プロとの権利交渉の問題でウルトラマンは間にあわずガンダムになったらしい。なるほどw
オアシスの創始者であるジェームズ・ハリデーとオグデン・モローは、Appleのスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの関係に似てるな。ハリデーがウォズニアックで、モローがジョブズ。会社から追い出された(出ていった)のは逆だけど。
息子はかなりハマったみたいで、「生涯ベスト3に入る!」と高らかに宣言してたw
レディ・プレイヤー1(2018)
監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 タイ・シェリダン, オリヴィア・クック, ベン・メンデルソーン, サイモン・ペッグ