それでもボクはやってない

それでもボクはやってない

裁判になったら負けだ。罪無き者は99.9%の有罪率にどう抗えばいいのか。痴漢冤罪事件を通して曝け出される日本の司法の“現実”はあまりに酷過ぎる。冒頭の「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ」 という言葉が裁判員制度を控える国民の一人として考えさせられる。てか痴漢冤罪怖っ!

主人公の加瀬は普通の兄ちゃん(フリーターっぽい)って感じがはまってて良かった。役所は相変わらず上手だな~。音楽もなく淡々と司法の歪みを切り出していく手腕はさすが周防監督。取材に2年、執筆に1年かけただけあるよ。日本映画もまだまだやれる。

ちなみに、痴漢に間違えられた場合に取るべき最善の策はただ一つ。「どんな手を使っても、その場から逃げ出すこと!」だそうだ。自分は無実だから話せば分かる!分からせてやる!そう意気込んで駅員と一緒に事務室に入ったらそこで終了。映画で描かれた現実が待っている……。

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この記事を書いた人

東京在住映画好きアラフィフ男子。最近はもっぱらVODでの鑑賞がメイン。でもやっぱりスクリーンで観たい。息子を映画好きにする計画実践中!

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