ザ・レイド GOKUDO

ザ・レイド GOKUDO

前作より格段にスケールアップしたアクションは文句なし。ギャング同士の抗争に潜入捜査するって脚本もよく練られてる。ラマとキラーマスターの最後の死闘は白い調理場に二人の赤い血が映えまくりで美しい。バット男とハンマー女の殺し屋もキャラ濃いめでいい。スローモーションとか映像も凝ってて色使いは『オンリー・ゴッド』を思い出したなー。ほんと堪能した。ただ「GOKUDO」なのに日本のヤクザ三人はまったく活躍しないw

ここからネタバレあり!

おすすめしてくれた映画好きの友人Sによると、日本公開版はR15+でシーンが数分カットされてておすすめできない。観るならオリジナル版のR18+だけどBlu-rayしかない。なのでBlu-rayを買って観るべし!とのことだったので、もちろんBlu-ray買ったよw

Blu-rayの特典で日本公開版でカットされたシーンを観たけど、それカットするほどか?ってシーンばかりだった。映倫は出血量でレーティングを判断してんのか?ハンマー女のシーンなんかほとんどカットだし、キラーマスターとの死闘も大事なとこカットされまくりだし。確かにこれはオリジナル版観ないと駄目だわー。

150分の長尺なら潜入捜査官の設定をもっと掘り下げればよかったのにと思わなくもない。ギャングのボスの息子ウチョと接触するために刑務所に入るって件はよかったけど、ラマとウチョの関係性が上司と部下以上にならず盛り上がりに欠けたし、実は俺も潜入捜査官でしたってエカもそれならもっと絡ませろよと。

あと気になったのが日本ヤクザの台詞が聞き取れないこと。もごもご喋ってるからなのか字幕付けろよと。そもそも本筋に絡まないどうでもいい役回りでまさに空気なんだけど……。とりあえず松田龍平のかるい演技はまったく馴染んでないぞ。てか演技いつも同じなんだよなー。

というわけで、もし観るならカットされたシーンがあまりにもったいないので、ぜひBlu-rayを買って観賞しましょう。シラットの凄まじいアクションと血湧き肉飛び散るバイオレンスを堪能してなんぼだ!w

ザ・レイド GOKUDO(2014)
監督:ギャレス・エヴァンス
出演:イコ・ウワイス, アリフィン・プトラ, ティオ・パクソデウー, 松田龍平, 遠藤憲一, 北村一輝, ヤヤン・ルヒアン

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この記事を書いた人

東京在住の映画好きアラフィフ男子。オールタイムベストは『ゴッドファーザー』。最近はもっぱらVODでの鑑賞がメイン。でもやっぱりスクリーンで観たい。息子を映画好きにする計画実践中!

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