まさかのナチス絡みで、期待してたより重たい物語だった…。けれどその重さが苦痛にならない胸をしめつけられる物語。レイフ・ファインズもイイけど、悲愴極まるケイト・ウィンスレットの演技がとにかく凄い。重量感のある崩れかけた裸体もリアルすぎる。彼女は間違いなくメリル・ストリープになれるわ。
道ならぬ恋に身を焦がしすれ違っていくハンナとマイケルの想いに、観終わった後「あーでもないこーでもない」と想像を巡らせてみたり。心を揺さぶられる良作。
愛を読むひと(2008)
監督:スティーブン・ダルドリー
出演:ケイト・ウィンスレット, レイフ・ファインズ