まさにマリオ!これぞ任天堂!そんな映画だった。マリオの世界観がとにかく素晴らしくて、スーマリ世代として懐かしいやら嬉しいやら。3D映像も音楽も見所だらけだし随所に散りばめられたゲームの小ネタもまた楽しい。クッパのやたら情熱的なピーチの歌はジャック・ブラックだったのか!w。90分の上映時間は疾走感ありまくりで良いね。子供から大人まで楽しめる作品だけど物語がやや子供向きかな。息子も絶賛。続編待ち遠しいぞ。
ここからネタバレあり!
ゲームだとピーチがクッパに捕まってマリオとルイージが助けに行くところを、映画ではルイージが捕まってマリオとピーチが助けに行くって設定になっている。でこれが見事にハマってて、ピーチのお転婆すぎず姫すぎずなキャラ設定が秀逸だった。結果的にマリオとルイージの性格の違いも際立ったてたし。上手いよなあ。
スーパーマリオシリーズやマリオカート、マリオメーカー、ルイージマンション、ドンキーコングなどなど、任天堂のいろんなゲームのシーンが出てきて最高に盛り上がる。んだけど、これゲームしたことない人が観て面白いんだろうか?と思ったり。観る前の予習というか基本的な素養が求められるよなと。いや知らんけどw
今回、任天堂がタッグを組んだのが『SING/シング』や『ミニオンズ』シリーズを手がけたイルミネーションてのも良かった。宮本茂さんのインタビューとか読むと、宮本さんらががっつり入り込んで制作したらしく、だからこその世界観だったんだなと。よくあるハリウッドの悲しいリメイク作品にならなくてほんとに良かったよ…。
あらためて、任天堂とマリオをはじめとしたキャラクターの底力を感じたな。コンテンツ力半端ないよなと。このタッグで本気出したらマーベルシリーズより面白くなるんじゃないかな。最後はアベンジャーズならぬスマブラ的な世界にまで到達するとしたら果たしてどうなのか。ワクワクしかないんだけどw
もう一回観るなら、吹き替えで観てみたいな。日本の映画なんだしやっぱり字幕じゃないマリオの世界を体感してみたい。でもそうなるとクッパの歌はどうなるんだろう?日本語で歌いきれるのか?気になるw。あと今回はIMAXの3Dで観たんだけど、もし観るなら3Dがおすすめ。ゲームの世界が眼前に広がるので。
そうそう、ファイアーフラワーに息を吹きかけると火が消えるなんて初めて知ったわw
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023)
監督:アーロン・ホーバス, マイケル・ジェレニック