
Season1&2、そして『7日間』を経て、ついにSeason3に到達。結論、「疲れた」w。全18話、リンチ監督の夢と妄想の世界にどっぷり浸れた満足感はあるけど、理解が追いつかず消化不良感も大きい。あと展開がとにかく遅くて、じっくり撮りすぎな場面が多かった。最後はオチたようでオチてないようなまさにリンチだなと。いずれにしても、リンチ監督の世界観を再び体験できたことに感謝。そして、追悼。
ここからネタバレあり!
まさか本当に25年後に新作が出るとは。懐かしいキャストが相応に歳を重ねて再登場するだけで感慨深かったな。ボビーが警官になっていたのには驚いたけど、「お前、人殺してたやん」とツッコミたくなったわw
さて、ラスト。クーパーは1989年に戻り、ローラを救おうとするが失敗。ローラそっくりのキャリー・ペイジを連れ、彼女の実家を訪れるも、住んでいるのは別人。クーパーが「今は何年だ?」とつぶやき、キャリーが「ローラ」という声を聞いて絶叫し、幕が下りる。結局、世界は変わったのか? パラレルワールド? すべて夢? 見終わった今も腹落ちしないw
タマラ視点から書かれた報告書なる、「ファイナル・ドキュメント」によると、ローラの”失踪”後、リーランドは自死し、セーラはアルコールと薬物依存で孤立するという結末らしい。なんとも救いがないよなあ。過去に戻ってまでローラを助けようとしたクーパーの努力があまり報われてないぞ。
衝撃の第8話は賛否両論なのも納得。意味不明な映像が延々と続く異次元回で、リアルタイムで観ていたら心が折れたかも。もちろん理解できなかったし、後で解説読んでも「へーなるほどなーそうだったのかー」と。TVドラマでよくあんな映像表現を垂れ流したもんだ。さすがリンチw
それはそれとして、全体的に、ダギーのパートが長すぎて辛かったなー。ブラックロッジを脱出したクーパーが記憶を失い、ひたすらボーッとしてるのを見せられるだけで、話がまったく進まない。もはや拷問。ミッチャム兄弟が唯一かつ最高の救いであり癒やしだった。あとナオミ・ワッツは美しかった。
リンチ追悼で走り抜けた『ツイン・ピークス』シリーズ。ざっくり振り返ると、Season1はこれぞリンチな世界観で最高。Season2はリンチ不在で迷走気味だったのが惜しい。Season3は復活したリンチが全開で攻めてスパーク。そんな感じかな。エドとノーマが結ばれて肩の荷が下りたわw
ありがとう、デビッド・リンチ!
ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ(2017)
監督:デビッド・リンチ
出演:カイル・マクラクラン, シェリル・リー, ナオミ・ワッツ, ローラ・ダーン, アマンダ・サイフリッド, 裕木奈江