東京が舞台の物語。眠たい映画かと思ってたけどそんなことはなかった。ビル・マーレイのくたびれ気味な演技と、スカーレット・ヨハンソンの大人びた演技がイイね。ヨハンソンは撮影時18歳か。うーんエロい。全体的に雰囲気系の映画だけど嫌いじゃない。最期の雑踏のシーン、何を囁いたのだろうか…。
ただ全体的にはちと“ゆるい”かな。まあそれがソフィア・コッポラ監督の個性なんだろうな。素人っぽさというか手作り感というか、ガチガチじゃない自然な感じ。そーいう独特の雰囲気の中で、微妙で繊細な気持ちを上手く描いている。
2人の視線のからみとか、自制という距離を保ちつつの会話とか。 東京(日本)の描き方もそんなに違和感なかった。田舎モノの俺からすれば、東京出てきた頃は確かにこんな感じだったしなw
ロスト・イン・トランスレーション(2003)
監督:ソフィア・コッポラ
出演:ビル・マーレイ, スカーレット・ヨハンソン