ギャングが巣食うビルにSWATが突入し殺しあうシンプルな物語に東南アジアの伝統武術「シラット」ましましの激しすぎるアクションがじつに清々しい作品。シラットは素手による打撃と武器術で構成された近接格闘技。息をつく暇もないリアルなバトルの連続にお腹いっぱい間違いなしだ。銃撃戦にナイフ戦に格闘戦どれもよかったけど、やっぱりマッド・ドッグが秀逸。その圧倒的な強さはもちろん素手で殺ろうとするこだわりがいい!w
ここからネタバレあり!
そんなマッド・ドッグを演じるヤヤン・ルヒアンはシラットの武術家みたいで、だからあそこまでリアルなアクションになったのかと。主演のラマを演じるイコ・ウワイスらとのバトルなんてあれ実際に当たってんじゃないのか?そしてヤヤンは『ジョン・ウィック:パラベラム』でキアヌと闘った2人組の片割れだったのね。なるほどー。
インドネシア映画は初めてだったかな。映画好きのSからオススメされて観たんだけど、アクション映画としてはなかなかの完成度。ただ冒頭15分くらいから以降はアクションのみなので、アクション好きじゃないと耐えられないかもなw
そしてこのシリーズをおすすめしてくれた映画好きの友人Sいわく、本命は続編の『ザ・レイド GOKUDO』とのことなのでこれは続けて観ないとだ!
ザ・レイド(2011)
監督:ギャレス・エヴァンス
出演:イコ・ウワイス, ヤヤン・ルヒアン, ジョー・タスリム, ドニー・アラムシャー