いい映画だなー。叔父と祖母が天才少女メアリーの教育方針で争うんだけどどっちの教育方針も極端で難しい。とにかくメアリー役のマッケンナ・グレイスが超かわいくて演技も素晴らしい。前歯ないしw。叔父フランクとのやり取りは愛情溢れまくりで海岸での会話や病院の待合室での件とかじんわりだよ。
監督は『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ。まあ、サマーはいまひとつハマらなかったけどなw。主演はクリス・エヴァンスで男前かつ体格のいいモテ男だなと思ったら『セルラー』の俳優だったのか!てか、マーベルの『キャプテン・アメリカ』なのね。
祖母イブリンが娘(メアリーの母)にしたような数学の超英才教育を孫のメアリーにもってのはやりすぎだと思うけど、叔父フランクの「普通の子供のような生活を」と普通の学校に通わせるのも気持ちは分かるけど実際のところ難しいよね。
現実問題、こういった天才的才能を持った子供にはやっぱり適切な環境を与えてあげないと、結果的に子供自身に良くない影響が出てしまうことが多くなると思うんだよね。実際、身近でそういう子の話を見聞きした限りでの個人的意見としてだけどさ。
日本は遅れてる子や生涯のある子への教育はそこそこ整ってるけど、進んでる子や特別な子向けのいわゆる「ギフテッド教育」の環境はまったく整備されてない。ていうか皆無だよ。ありえない。海外との教育格差は開くばかりだ。文科省仕事しろよ……。
とまあ、なんか真面目な話ばかりになったけど、本作のテーマでもあるし、ただの感動もので終わらない示唆に富むとてもいい映画なので一人でも多くの人に観て欲しいな。時間も100分ほどでテンポもいいから気軽にぜひ。
ー gifted ギフテッド
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