女の子が呪いで90歳のお婆さんにされるんだけど、速攻でお婆さんな自分に馴染んでるし、楽勝でハウルの城にたどり着くし、普通に城の連中と仲良くなるし、唐突にハウルが好きとか言いだすし、なにやら都合のいい展開だらけ。賛否ある声優もキムタクはそこそこだけど、倍賞千恵子はさすがに厳しいぞ…。
終いには、呪いそっちのけで戦争批判とかしだして、テーマは「Love&Peace」か? 今さら薄っぺらい言葉で戦争批判されても萎えるんだなー。いっそハウルと一緒に呪いを解く旅(まさに王道)に出て波瀾万丈、笑いあり涙ありにしてくれりゃよかったのに。消化不良。
ハウルの動く城(2004)
監督:宮崎駿
出演:倍賞千恵子, 木村拓哉, 美輪明宏, 我修院達也, 神木隆之介