これは映画のつもり?それともドキュメンタリー? わざわざ実際の事件「西巣鴨子供置き去り事件」をテーマにしたんなら、その事件に対する監督なりのメッセージをこめるべきだろ。そういうの無しに、ただ母親に置き去りにされた子供達が必死に生きぬく姿をただたんたんと観せられても萎えるなぁ。
実際の事件を調べてみると、母親はもちろん子供達の描き方も疑問だらけ。まったくもって毒にも薬にもならん中途半端さ。唯一の見所といえば、子役達の演技と思えないリアルな演技と、感情をざっくりと切り出したような映像。それくらいかな。是枝監督らしさではあるけど。ううむ。
子供にとって親は絶対であり全てなんだよな~。
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