08年アカデミー賞で圧勝した本作を今さら観賞して「めちゃ面白いやん!」と衝撃。主人公ジャマールがスラムから這い上がりクイズ番組で夢を掴もうとするストーリー、ジャマールの半生を通してインドの社会問題を詳らかにしていく手腕はさすがダニー・ボイル監督だ。観るのを避けてた俺、猛省……。
舞台がインドで俳優もインド人だから、まるでボリウッド映画のようだけど、れきっとしたイギリス映画なんだよね。スラム出身の兄弟ジャマールとサリーム、少女ラティカの3人の半生を描いた物語は、過酷に見えるけど実はエンタメ要素満載の冒険活劇と言ってもいい作品になってる。
なぜ、スラム出身で学歴もないジャマールがクイズ番組で次々正解できたのか?その秘密にはジャマールの辛く悲しい半生が……。ジャマールの過去を回想しながら進めていく設定がもう絶妙。ほんと上手いなぁ。グイグイと惹き込まれたし、最後まで一気に観れた。
最後の問題の答えの件はもっと工夫しても良かったかな。でもまあ、アレはアレで良かったんだろうな。だって「運命」なんだから。うんうん。
序盤で、子供時代のジャマールが憧れのスターのサイン欲しさに糞まみれになるシーンはほんと笑えたw。あと、子役時代のラティカがどうしてもローラにしか見えなくてまいったw
いや、ほんと良い映画だよ。そりゃアカデミー賞8冠も納得だよ。これぞ映画って感じだ。最後はインド映画らしく?踊りで終幕。ご満悦。
ー スラムドッグ・ミリオネア
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