久々に見たアンソニー・ホプキンスが元気そうでなによりw。ホラーというよりはまっとうなサスペンスでエクソシスト要素は少なめ。神を信じきれず憑物落としより医療行為だろって主張の主人公がひたすら葛藤&苦悩する設定が面白い。でも何よりもアンソニー・ホプキンスの怪演が凄まじくてまさに独壇場w
信仰とは?神とは?悪魔とは?といった宗教的テーマに疑問を投げかけるテーマは面白いし、悪魔祓いもなんだかんだ魅力的。……なんだけど、主人公のマイケルがずっとグズグズしてるから、テンポがいまひとつなのが惜しかったかなー。
悪魔に憑かれた身重の少女もエクソシストならではのビジュアルとアクションで独り気を吐いてたとはいえ、それでも首が回ったり天井を這ったりはしないからね。エクソシストだからとホラー要素を期待しすぎるとかなり期待値ずれる。
とはいえ、リアル志向の真面目なエクソシスト作品なので、ホラーが苦手でも楽しめると思う。なんならこの作品をきっかけにして、名作『エクソシスト』を鑑賞するのがいいのでは。できれば『エクソシスト3』もぜひw
主人公のお父さん役、何処かで観たことあるなーと思ってたら、後でルトガー・ハウアーと知ってびっくり!昨年亡くなったんだよな。本作でも静かで深みのある演技で脇をしっかりと支えてたしほんとに惜しい……。
ー ザ・ライト エクソシストの真実
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