マザーレス・ブルックリン

マザーレス・ブルックリン

エドワード・ノートンが監督・脚本・製作・主演した、50年代のN.Y.が舞台のフィルム・ノワールな作品。権力の闇に挑む探偵の姿は『チャイナタウン』を彷彿とさせるね。ちょっと盛り上がりに欠ける気はするけど楽しめた。ジャズバーでの演奏シーンが最高すぎて観賞後ずっとジャズばかり聞いてるw

物語は、ニューヨークの都市開発をめぐる闇と反対勢力の抗議活動、そして探偵会社のボス・フランクの死と謎、その鍵をにぎる女性・ローラの秘密などなど、けっこうてんこ盛り。ハードボイルドな雰囲気はかなり好みでニヤニヤしどおしだったw

街並や車、服装にいたるまで徹底して50年代アメリカのN.Y.を再現してて、まるでタイムスリップしたかのよう。ノートンの並々ならぬこだわりを感じるね。特にジャズバーでの演奏シーンが最高で、稀代のトランペット奏者、ウィントン・マルサリスって人が参加しててかなり本格的だしマジで格好いい。モダン・ジャズっていうのかー。はまりそうだw

ただちょっと話の流れが分かりづらいかな。複雑な話ではあるし抑揚抑えめなテンポで進んでいくから、途中離脱に気をつけないとだ。俺も何度か気絶しそうになったし。もちろん嫁は撃沈していたw

思うに、ノートン演じるライオネルはチック症で抜群の記憶力が武器ってキャラクターなんだけど、これチック症って設定は無いほうが分かりやすかった気がするんだよなー。もちろんエドワード・ノートンは熱演してる印象的ではあるんだけど、ちょっと気が散ってしまうことがあったから。

マザーレス・ブルックリン(2019)
監督 エドワード・ノートン
出演 エドワード・ノートン, ブルース・ウィリス, ググ・バサ=ロー, アレック・ボールドウィン, ウィレム・デフォー

使ってる動画配信サービスを紹介!(2023年5月版)> 
利用中の動画配信サービス(VOD)をご紹介。イチオシは…。

映画好きなら有機ELテレビこそが最強!(2023年4月版) >
映画好きなら自宅でも映画館気分に浸りたい。イチオシは…。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

東京在住の映画好きアラフィフ男子。オールタイムベストは『ゴッドファーザー』。最近はもっぱらVODでの鑑賞がメイン。でもやっぱりスクリーンで観たい。息子を映画好きにする計画を実践中!あと映画好き仲間と不定期で映画館に行く「映画部」も活動中w

目次