実在の海兵隊員クリス・カイルがモデルのイラク戦争を舞台にした映画。好戦的でも反戦的でもなく淡々と描くイーストウッド監督らしさが炸裂している。除隊後にPTSDで苦しむ姿は胸を締めつけるけど、ラストでカイルが国家の英雄として送られるシーンは兵士への畏敬の念があればこそだ。日本はどうだ?
ブラッドリー・クーパーが18kgも増量して熱演してるけどどこまでが史実どおりなのか?イラクのスナイパー、ムスタファとのスナイパー勝負は脚色らしい。でも冒頭のイラク女性と子供を撃ったのは事実だとイーストウッドが本人から聞いたらしい。
現実のクリス・カイルは元海軍兵のエディー・レイ・ルースに射殺されている。PTSDに悩む帰還兵を支援していたカイルの悲劇的な死はあまりに悲しい終わり方だ。いろいろと考えさられる事件なので関心があればググってみてほしい。
ー アメリカン・スナイパー
Amazon: Prime Videoで観る >
Amazon: Blu-rayで観る >