早々に登場する“触手”の安っぽさに不安を感じつつも、観終わってみれば腹にドスンとくる衝撃のラスト。寝る前に観る映画じゃなかった…。非日常かつ隔離された空間に閉じ込められた人間の絶望感や集団心理の描き方がリアル。信仰が暴走する様はマジ怖い。ラストは思い出すだけで膝が震えてしまう。
原作はS・キングで監督はフランク・ダラボン。同じコンビの作品『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』を観るノリでこれ観ると痛い目にあうので要注意だ。
よく、不快系とか鬱系、後味悪い系に漏れなく入りがちな本作だけど、間違ってはいないw
ミスト(2007)
監督:フランク・ダラボン
出演:トーマス・ジェーン, ローリー・ホールデン, マーシャ・ゲイ・ハーデン